梨状筋症候群による坐骨神経痛とは?
梨状筋症候群とは、殿部の深層にある梨状筋という筋肉が、坐骨神経を絞扼・圧迫することで起こる疾患です。
梨状筋は股関節を外旋させる作用があります。股関節を外にひらく動作です。
梨状筋の周囲を坐骨神経が、梨状筋の隙間を通るような形で走行しています。
※神経の走行には生まれつきの個体差があり、梨状筋症候群になりやすい方とそうでない方がいます。
梨状筋が硬くなり、運動による疲労などで坐骨神経を圧迫することで坐骨神経痛が症状としてあらわれます。
梨状筋症候群による坐骨神経痛の症状は?
殿部から太腿後面への痛みといった坐骨神経痛がみられます。
あらゆるスポーツ、マラソン選手、ランナー、野球選手、短距離走者、テニス、ハンドボール、ラグビー、サッカー、野球など多くのスポーツ場面でみられます。
梨状筋が硬くなっていることで、股関節に力を入れて捻じったり、他動的に捻じられたりすることで坐骨神経痛が誘発されます。
SLRテスト(下肢を真上に挙げるテスト)でも症状が誘発されます。
気を付けなければいけないのは腰椎椎間板ヘルニアと症状が似ているため。しっかりと鑑別しなければなりません。
SLRテストでは梨状筋症候群も腰椎椎間板ヘルニアも坐骨神経痛が誘発されます。
特に梨状筋症候群の場合は、股関節を捻る、外旋内旋によって痛みが増強することが、腰椎椎間板ヘルニアとの鑑別のポイントです。
腰椎椎間板ヘルニアと思っていたら梨状筋症候群だった・・・ということもあります。
※腰椎椎間板ヘルニアとの鑑別は、画像診断を整形外科で受けてもらうことが最適です!
京田辺えーる鍼灸整骨院では、整形外科のご紹介もしております。
京田辺えーる鍼灸整骨院の施術方法は?
梨状筋が硬くなることで、神経や血管を圧迫し症状が出ていますので、とにかく、梨状筋の緊張を解き、柔らかくして血流を良くすることが大切です
しかし、梨状筋は深層に位置する筋肉ですので、まずは殿筋群(大殿筋、中殿筋)といったどちらかというと表層に位置する筋肉をゆるめる必要があります。
また、血流を全体的に良くするために、内転筋群、ハムストリングスなどに対して施術を行います。
自宅でできるセルフストレッチもお伝えします。
梨状筋症候群は坐骨神経の走行によって発症するリスクも違っており、そのため人に
よっては再発もしやすく、セルフケアも大切な要素になります。
早めに施術を受けて、治癒に専念していただければ、それだけ早く改善していきます。
お悩みになる前に、ご相談くださいね。
スポーツ障害のことなら京田辺えーる鍼灸整骨院
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